強化された必殺フェンサーについて、安定度増した【SW2.5】

ウィロー

安定度は増したけど結局出目ギャンブルなのは変わらない

ソード・ワールド2.5にも関連サプリやリプレイ書籍が充実してきてて、徐々に2.0から環境以降が行われてきています。

しかし環境が変わってもなお、私達プレイヤーにとって「どの構築が強いのか」という悩みは常に回ってきます。

ただ強い構築と一口に言っても

  • 敵に倒されない強い防御力
  • 敵に強力な一撃を与える攻撃力
  • 敵の攻撃に当たらない回避力
  • 敵を殲滅する範囲攻撃

またソード・ワールドはあえて1人でやる以外は基本パーティプレイを推奨しています。

そのため役割分担が非常に大事になってきますのでどこを重視するかは困るところです。

今回は「敵に強力な一撃を与える」という点に絞って強化された「必殺フェンサー軸」について語ります。

この記事はソードワールドを持っている方向けの記事となります。

目次

フェンサーの概要

ソードワールドにはファイター、シューター、ソーサラーなどの複数の技能が存在し、プレイヤーはそれぞれ選んでキャラ構築をします。

これから語るフェンサーはよく人気職のファイターと区別されるため、簡単にまとめました。

ファイター
フェンサー
  • 経験テーブルA(経験値多めでレベル上げができる)
  • 必要筋力のデメリットなし
  • 自動取得特技がある
  • 経験テーブルB(経験値少なめでレベル上げができる)
  • 必要筋力が筋力の半分になる
  • フェンサー技能を使った攻撃はクリティカル値が-1される
  • 自動取得特技がない

大きな部分は必要筋力が筋力の半分になることです。

強い武器防具は軒並み必要筋力が必要なため、フェンサーが装備できるのは限られてしまいます(一部例外あり)

さらにファイターと違い自動取得特技が無いため安定性はファイターに軍配が上がります。

ただ、経験テーブルBを活かしてサブ技能を取得しやすい、もしくは他のプレイヤーより先行してレベルを上げやすいため、回避や命中は上がりやすいという特権もあります。

またフェンサーは攻撃時に常にクリティカル値-1をするため、回転しやすいというのは強みです。

そのため、フェンサーはファイターよりも構築幅が広がりやすい技能でもあります。

C値-1を有効活用した構築

複数ある構築方法の中に、【必殺フェンサー】と呼ばれる型があります。

C値を武器や魔法等で限界値8まで引き下げ、クリティカルを発生しやすい能力を持つ、爆発力がありロマンがある型です。

前作SW2.0に比べ、SW2.5ではフェンサーに関する部分でいくつも修正が入っています。

「フェンサーが頑強」を取得出来るようになりました。これは非常に強いテコ入れで、今まで頑強が無いだけに回避はできるけど防御力は紙だったフェンサーの評価を変えることができるものでした。

さらに「必殺攻撃」スキルの大幅改変が、必殺フェンサー軸の安定度が増したのだ。

SW2.0の時は

  • C値を-1する
  • そのためルール上C値を8までしか下げられなかった

それに対してSW2.5では

  • 判定する際の2d6の出目を+1出来る。(ファンブルの結果は変わらない)

というルールに変更になった。この変更で何が起きるかというと

  • 本来のルール上、C値は8までしか下げれない
  • しかしSW2.5で必殺攻撃を使うと、出目が7の場合でも+1することでクリティカルが発動する
  • 実質C値が7まで引き下げられている

となる。確率で計算すると次のようになる。

  • C値が8の場合の確率は15/36≒41.6%
  • 必殺攻撃を使ってC値が実質7の場合の確率は21/36≒58.3%

要するに『半分以上の確率でクリティカル確率を上昇させる』ことが可能となる。

実際にやってみた【どどんとふにて】

どどんとふにて

シミュレーションとしては、C値を8まで下げたフェンサーが必殺攻撃を繰り出した時に起こった回転である。

ウィロー

なおこの時は非常に運が良かったため複数回転しています。

ただそれでも2d6が7以上になれば回転するため非常にお手軽なのです。

ウィロー

最後の9回転に至っては確率上0.7%を引き当てており、実際試した私自身も驚いています。

とにもかくにも、以前に比べC値を引き下げられる事でクリティカル値が安定し、より強力なフェンサーに生まれ変わったのです!

C値を下げる方法

フェンサーは常にクリティカル値が-1されていますが、他にも-1になる要素はあります。

まず武器の中にはクリティカルがプラスされるものもありますが、武器の中にはマイナス1されるものもあります。

それを使うことで-1を運用できるのです。ただしその武器自体はC値-1以外強い要素があまり無いため、その武器を魔法の武器化等で強化するか別の手段が必要になります。

それかSW2.0ではフェトルの神聖魔法『サンダーウェポン』でもC値を下げることができました。マルチアクションを使う必要はあるものの、C値を下げる目的なら特技枠を消費して使っても問題ありませんね。

C値引き下げに新たな方法。アビスシャード

実はSW2.5から新たに「アビスシャード」と呼ばれる強化方法ができました。

詳細はありますが、デメリット次第ですが武器防具を強化できる手段であるため諸刃の刃のような方法です。

その中で「C値を-1する」効果もあります。

これの何が良いかと言うと、必殺フェンサーの装備に幅が出来るのです。

唯一と言ってもいいC値下げのA槍「ピラー」命中力-1を抱えており、また威力も高くなく終盤まで持っていくのには不安定な部分があります。

また、フェトルの場合でも技能枠を潰してまでC値引き下げに執着した場合、他の技能を取得出来ず結果的に威力が弱まるというジレンマを抱えることになります。

その中でアビスシャードによってC値を-1出来るため、本来ピラーが担っていたC値9の役割を、大多数の武器で補うことができます。

ウィロー

それでもフェンサーの必要筋力半減がついて回りますが

アビスシャードを使うルールはルールブックⅡから

SW2.5のルールブックはⅠさえあればとりあえずはLV5まで遊べますが、アビスシャードを使ったりその他の種族や高レベル特技を使用する場合はルールブックⅡが必要になります。

個人的には最初からⅠ~Ⅲで揃えた方がキャラクターに幅ができるのでおすすめなのですが……

今回紹介した必殺フェンサーでアビスシャードを使うならルールブックⅡも購入しましょう。

著:北沢慶/グループSNE, イラスト:輪くすさが・真嶋杏次
¥990 (2021/08/25 17:29時点 | Amazon調べ)

まとめ フェンサーはかなり強化されている

SW2.0時代はそのニッチさ故か決まった形の型が多く、ある意味幅広くなかったのに対し

これからのSW2.5においてフェンサーは新たな技能もあり、無数の組み合わせが存在しています。

今回は必殺フェンサーの雑感のみだが、その他面白いフェンサーの型はありますので是非購入して試してみましょう。

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