【歴10年目が語る】『シノビガミ』のルールは単純だが奥が深い|評判・レビュー

TRPGといえば「クトゥルフ神話TRPG」が日本では圧倒的に有名です。ですが他にも色々なTRPGがあり

  • 日本製で
  • 忍者が活躍する
  • PVP物

と聞いて興味がわいたらぜひ「シノビガミ」を手に取っていただければと思います。

この記事ではシノビガミの魅力やルールの仕組み、書籍をまとめましたので初めての方も是非ごらんください。

ウィロー

私はTRPG歴10年目に突入しているのである程度信用していいですよ!

目次

TRPG・シノビガミとは

シノビガミは現代伝記TRPG

シノビガミはF.E.A.R.社が制作した現代伝記もののTRPG(Table-talk Role Playing Game)です。

シノビガミは

  • 正体を隠しながら現代まで生き残った忍者が主役のTRPG
  • 別プレイヤーそれぞれに秘密が配られ、暴くことでストーリーが分かるシステム
  • たくさんの忍法があり幅のある戦闘ができる

という独特な特徴を持ったTRPGです。

それぞれの派閥と使命がある忍者プレイヤー達

シノビガミは「妖魔」と呼ばれる一部を除いて共通の敵が存在しますが、このゲームの良いところは必ずしも「妖魔」が敵になるわけではありません。

プレイヤーvs.プレイヤーの構図が作られ、プレイヤー間で戦い合うことも珍しくはありません。

6大流派と呼ばれる組織に各プレイヤーは所属する必要がありますが、この流派はそれぞれ協力もしくは対立していて、信念、歴史も全く違います。

そのため、一つのシナリオの中で必ず行う必要のある使命がある場合、必ずしも同じ方向を向いているわけではなく対立することが大半です。

最初からPVPをするために作られたこのゲームは非常に分かりやすいのです。

簡単に作れて回しやすいシステム「サイコロ・フィクション」を採用

「サイコロ・フィクション」は、サイコロを振るだけで物語が作れるTRPGとして、シノビガミの著者が作った汎用ルールとなっています。

シノビガミでは最初に66個の特技の中から6つ選び表を埋めます。

TRPGでは判定のために数値を確認しますがシノビガミではどれだけ離れているかで達成地が決定します。

シノビガミは現代伝記TRPG
  • 「相手が砲術で攻撃してきた」「自分は手練を持っている」
  • 2つ離れているため達成初期値5に+2して達成地は7
  • 2d6>=7 → 9(成功)回避!

という流れになります。(TRPGの判定について知りたい方はこちらから

細かいルールや判定を代用・強化するため忍法もありますが基本のルールはこうなっています。

様々な忍法が絡み合って有利不利が生まれる

忍法はいわゆる技になります。判定を有利にする、威力を強化する、独自の能力を持つなどです。

これは共通の忍法の他に6大流派(流派ごとに流派が分かれる)それぞれにもまた独自の忍法があります。

戦闘能力の高い「鞍馬神流」はダメージや移動を強化しますし、一方でそれに当たらないように「ハグレモノ」は分身して場所を入れ替えることも可能です。

また秘密を探すには情報収集の得意な「比良坂機関」が幅を効かせて、優位に立つことが出来ます。

流派別に分かれることで一筋縄では行かない戦いが生まれるのが特徴です。

シノビガミをプレイするために必要なもの(オンライン前提)

オンラインでプレイする場合、そこまで必要なものは多くないです。ただデータ準備のために活用すると便利なものを紹介します。

ルールブック

TRPGをプレイするならとにかく必要になるものです。

オンラインでプレイするなら無料配布されているTRPGを除いて必ず購入して手元においてください。

シノビガミは基本ルールブック改訂版がありますが、つい最近スタートブックが販売されました。

ウィロー

いきなり大きい書籍はちょっと……

という方のために、新書サイズ(105✕173mm)で登場しているので手に取りやすいと思います。

クトゥルフ

最初からシノビガミをしっかりプレイするんだ!

というプレイヤーは是非基本ルールブックから購入するとよいです。

何より「現代編」「戦国編」「退魔編」全てを収録しつつ、下位流派、古流流派、妖魔忍法も備え、プレイヤー、GMセクションも完備しているこれ一冊あれば全部できるルールブックとなっています。

キャラクター・シナリオシート

シノビガミは簡単なTRPGではありますが、忍法や流派、特技のメモはやはり必要になります。

GMの場合だとシナリオの運用のためのメモが必要になります。

オンラインの場合ですとWebサービスが無料で使えるので、非常に楽に情報をまとめられます。

オンラインセッションツール

TRPGオンラインセッションツールは「BCDice」と呼ばれるダイスシステムが基本搭載されていて、これはほとんどのTRPGに標準対応しています。

シノビガミではシーン表という場面転換でよく使われるサイコロがありますが、これはいちいちルールブックを参照しなくてもダイスコマンド一つで対応可能となっています。

有名なセッションツールは「CCFOLIA」「どどんとふむせるAir」「Quoridorn」などがありますのでお好きなのをどうぞ!

音楽

シノビガミもまた音楽が欠かせないですが、フリーの音楽を見つけるのに困っている方は是非こちらからフリーの音楽を探してください

忍者ロールプレイしたいなら「シノビガミ」

  • 戦略性の高いTRPGをしたい
  • PVPがしたい
  • 手軽なTRPGをやりたい

こんなTRPGを求めているなら是非シノビガミを手にとって遊んでみてください!

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